環境への意識が高まっている現代。
食べられるラップ?!が発明されたようです。
ポーランドの「Make Grow Lab」というチームが余り物の野菜から作った、
その名も「SCOBY」というラップ。
コンブチャを作る方法で、この食べられるラップも作ることができるのだそう。
今回は、食べられるラップ「SCOBY」について調査していきます。!
たかがラップ、されどラップ。
食べられて従来のラップより柔軟性や耐性も高いらしい。バイオ革命、ここまできたか。
サステナビリティ全開のキッチン用品!身の回りで当たり前に使い捨てられて「ゴミ」となるもの見直していきたいな。https://t.co/Pav9YJVp3T
— おいしいもの作りたい系男子 (@atelier_shark) July 9, 2019
食べられるラップとは?
Scoby is a biological, fully edible, fully recyclable packaging solution that can be grown by farmers to wrap their products and bring them to market with zero waste. https://t.co/OKzDmWjexx
— Co.Design (@FastCoDesign) May 16, 2018
細菌や酵母をコンブチャのベースとして使用し、液体を使って浅い容器の中で生分解性の膜を成長させます。
材料を発酵させるために糖や他の農業廃棄物を添加。
約2週間後、表面に膜が形成され、収穫されます。
それが、発酵したバクテリアと酵母から作られた有機膜であり、
「食べられるラップ」です!
食べられるラップ、性能
・ 100%土に還る
・ 食べられる
・ ゴミゼロにできる
・ 使い終わった後は、有機肥料にもなる
・ 賞味期限2年
・ 柔軟性あり
・ 耐水性あり
・ 農家がこのプラスティックを容器としても、有機肥料としても使用することができる
・ 世の中のプラスティックゴミが減少する
・ プラスティックラップを使わないことで環境問題が改善する
食べられるラップ「SCOBY」、お味は?
食べられるラップですが、食べて美味しい?とは言えないかもしれません。
(味が付いているわけではありません)
発売は2年後ということなので、試してみたら情報追記します!
食べられるラップ、自分でも作れるの?
調べてみると、食べられるラップは、自分でも作れるようです。
「コンブチャ」という発酵によって製造された甘いお茶に、スコビー(細菌と酵母の共生コロニー)をスイートティーミックスに加えて発酵させるようです。
【材料】
・蒸留水1L
・白砂糖90 g
・蒸留酒88 ml
・1袋緑茶
・1ピースコンブチャスコビー
・コンブチャ茶100ml
<作り方>
ステップ1:お湯を沸かす
蒸留水1 Lを量り、鍋に入れて沸騰させる。水が沸騰したら、火を止めます
ステップ2:砂糖を追加する
90グラムの砂糖を量り、ポットに加えて溶けるまでかき混ぜる。
ステップ3:お茶を入れる
1袋の緑茶を加え、鍋を覆い、10分間おきます。
ステップ4:冷ます
10分後、ティーバッグを取り外し、90°F以下になるまで冷まします。
ステップ5:酢を追加する
冷めたら、88 mLの白い蒸留酢を量り、混合物に加えます。
ステップ6:容器に注ぐ
用意した容器に液体を注ぎ、既存のコンブチャ茶100mLとコンブチャスコビーカルチャーを1枚加えます。
ステップ7:覆いをして成長させる
容器を覆い、ハエが入らないようにしっかりと密封。
2〜8週間、暖かい薄暗い場所に置きます。
新しいスコビーが成長する間、ゆっくりと待ちましょう。
ステップ8:厚さを測定する
新しく形成されたスコビーの厚さが約1/2〜1インチになったら、液体から取り除くことができます。
ステップ9:取り除いて洗う
新しいスコビーを容器から取り出し、石鹸と水でよく洗い、余分な酵母、砂糖、酸を取り除きます。優しく綺麗に洗いましょう。
ステップ10:材料を乾燥させる
乾燥するために滑らかな木の板の上にきれいなスコビーを置きます。(約2-4日)
木材の上で乾燥させると上手に仕上がります。
<コツ>
・緑茶が一番上手にできるようです。
・容器はしっかりと消毒し、カバーには清潔な布を使用しましょう。
参考:https://www.instructables.com/id/Grow-Materials-SCOBY/
他の種類の食べられるラップもあるの?
2016年には、牛乳で作られたラップが発表されました。
まとめ
最近では、動物たちもプラスティックの被害にあうケースが増えています。
奈良公園8年ぶりにごみ拾い活動 シカのプラごみ死亡で | NHKニュース
奈良市にある奈良公園の鹿がレジ袋などのプラスチックごみを誤って食べて死んでいる問題を受け、鹿の保護団体は10日、8年ぶりにごみを拾う活動を再開しました。https://t.co/QlGiLvJCBh
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) July 11, 2019
環境に優しいラップが広がると良いですね!