スマホやパソコンを使って、どこからでも投票できるようになると、とっても便利ですね!
日本も7月21日の参院選以降、海外在住の日本人を対象に、インターネット投票(電子投票)の実証実験が行われるようです。
今回は、インターネット投票(スマホ投票)が実現すると、どんなメリットがあるのか調査していきます!
パソコンやスマートフォンから公職選挙の投票ができる「インターネット投票」について、総務省は参院選後、セキュリティー面での課題などを洗い出す実証実験を行う。政府はまず、海外在住の邦人を対象とする在外投票でのネット投票導入を検討。条件が整えば国内の選挙での応用も可能とされ、同省は実験で得られたデータをシステム開発などに生かす。
引用:産経新聞
スマホで投票 実証実験 政府、参院選後 まず「在外」
パソコンやスマホから公職選挙の投票ができる「インターネット投票」について、総務省は参院選後、セキュリティー面での課題などを洗い出す実証実験を行う。政府はまず、海外在住の邦人を対象とする在外投票でのネット投票導入を検討。産経 pic.twitter.com/c4yLrW6cy6— ズームカー (@zoomcar63) July 17, 2019
インターネット投票のメリット
ネットがあればどこからでも投票できる
インターネット投票は、病気や事情で外出できない人、海外に住んでいる人にとっては、とても便利ですね!
働いている人や子育てをしている人も、投票所まで足を運ばなくて良くなると、選挙を短に感じて行動を起こしやすくなるでしょう。
投票率が、天気に左右されることもなくなりそうです。
マイノリティ層の票が得られる
政治に期待できない、投票したい人がいないなど、20代30代の投票率の低下が問題視されています。
このような若い人たちも、わざわざ投票日に投票所に行かなくてもいいとなると投票のハードルが下がり、選挙に行きやすくなります。
このようなマイノリティー層の投票率が上がると、国会の構図は激変すると言われています。
開票時間を短縮することができる
コンピューターで計算するので、一枚一枚数える必要はなくなります。
インタネット投票の問題点
年配の人には難しい
若い人たちにはなにも問題のないインターネット投票ですが、
50代、60代以上の国民の中には、インターネットを利用しない人、使い方がわからない人もいます。
この方々にとっては、インターネット投票は難しいため対策が必要でしょう。
セキュリティーの問題
ハッキングされ、投票の改ざんなどが行われたら、国家存亡の危機です。
強固なセキュリティー対策の構築は一番の課題です。
個人のなりすまし
インターネット投票では、投票所で委員会の人がチェックしている訳ではありません。
もしかすると、他人のIDを使ってその人の代わりに本人の意思に反した投票を、第三者が実施するようなケースが出てくる場合も。
投票権を売買することも監視する人がいなければ可能なのです。
システム障害
システムのダウンなど色々なことが起こり得ます。
間違いが許されない、とても大事な選挙だからこそ、
このようなシステム障害は完全に回避する必要があります。
コストがかかる
今年度インターネット投票システムのために、約2億5000万円の予算が計上されているようです。
インターネット投票と並行して今まで通り投票場での投票も可能にすると、選挙にかかる費用は高額になります。
海外でインターネット投票を実施している国は?
エストニアは、全投票をインターネットで行なっているようです。
エストニアでは、選挙期間中、何度でも投票をやり直すことができます。強制的に投票させられたとしても、あとで投票をやり直せる余地を残すためです。
しかし、こうしたやり方について、総務省の研究会は慎重のようです。取材をした複数の出席者が「ネット投票だけをやり直せるようにするのは、日本ではなじまない」などと、否定的な考えを述べています。投票所の立会人のような第三者の監視の目が行き届かない中で、自由な投票環境をどのように確保するのか、大きな課題となりそうです。引用:NHK
他の国でも、海外に住んでいる人たちの在外投票は一般的になりつつあります。
まとめ
未来の日本も大事だし、選挙に行かないといけないということも分かっているけど、とにかく現代人は忙しい!
わざわざ仕事や家庭の都合をつけて、投票所に行っていた人たちが、お家でボタン一つで投票できるようになるととっても便利。
海外に住む日本人は過去最多の135万人以上とも言われています。
より多くの人が負担なく自国の政治に参加できるように、インターネット投票が早く実現するといいですね!